諦め
3ヶ月ずっと悩んでいました。
嘘です。一年以上です。
博士進学するか否か。
他大学院進学を決めるまでが気持ちとしての絶頂期で進学のための勉強をしているときから薄々と感づいていました。
自分はアカデミックにいる資格がないことに。
博士を志す人はここに行きたいではなく、ここで何がしたいまで考えられるひとです。
博士を志す人は研究が楽しくて楽しくてしょうがなく、他の不安や娯楽など気にも触れない人です。
博士を志す人は積極的にコミニュケーションをとり、できないところは自分でできる限り調べながら簡潔に質問できるようにし、できるところは自信をもって多くの人に共有できる人です。
博士を志す人は様々な人の意見を取り入れながらと自分の軸を持ち、常に批判的な見方ができる人です。
私は何一つとして持ち合わせていませんでした。
にも関わらず、私はこの一年間見てみぬふりをしました。
知識もないのに、手技もないのに、アイデアもないのに、向上心もないのに、コミニュケーション能力もないのに、自己肯定感もないのに、何も持ち合わせていないのに。
それらを気づかないふりして、長い期間努力すればなんとかなる、自然と身についてくると妄想しながら。
そうして、気づいた頃には適応障害。
それでも、凝りもせずまだ悩み続けて数カ月。
やっと、やっと決断できました。
博士進学を諦めることにしました。
他の人のような就活に対する上昇志向はありませんが、ひっそりと人生を過ごせるように就活、頑張りたいと思います。
おしまい